LifeHackerの『How I Work』シリーズを読み、『Repro』でデザイナーとして働くとはどういうことなのかを記そうと思いました。私は『Repro』の初期メンバーの1人であり、この数年で様々なフェーズを通る『Repro』を見てきました。そんな私が『Repro』で働くとはどういうことなのか、お伝えします。

居住地: 東京

現在の職業: UX マネージャー

仕事の仕方を一言で言うと: 効率的に

現在の携帯端末: IPhone Xs Max

現在のPC: 2018 Macbook Pro

まず、略歴と現在の仕事に至るまでの経緯を教えていただけますか?

6年間、シンガポールで広告をやっていました。当時、『コロナビール』や『ナイキ』、『オカモトコンドーム』などの広告を手がけていましたが、本当に必要としている人に物を売れていないことに「何か違う」という気持ちを抱えていました。

また、限られたリソースでは製品を継続的に改善することは簡単ではありません。ユーザーにとって何がベストかではなく、ユーザーに何を売るかが重要視されることにも疑問を感じていました。

こう言った経緯から、「自分の人生を大きく変えたい」と思うようになりました。シンガポールは私にとってとても居心地のいい場所でしたが、居心地のいい場所は、新しいことを始めるモチベーションの低下に直結します。そこで、26年間過ごした地を出る決意を固めたのです。

当時、日本を訪問したのですが、日本の文化や言葉は私にとってとても新鮮で、恋に落ちてしまいました(笑)それから4年経った現在、私は『Repro』というベンチャー企業で働いています。

最近の1日の流れを教えてください

『Repro』のようなスタートアップ企業ではフレックスタイム制を導入しているため、日によって完全に違う生活を送っています。日本ではそれほど多くの企業で働いたことはありませんが、知人などと話すと、『Repro』の自由度はとても高いと感じます。

    • 8-10am 起床後、情報収集を行います。8pm以降は仕事をしないと決めているので、『Slack』や『Github』、『Trello』などの最新情報をこの時間に確認します。また、ファッションや建築などのメディアでデザイン業界のニュースもこの時間にチェックします。
    • 11am-12pm 昼食前の時間で、タスクの整理を行います。集中している時にほかのタスクなどに気をとられないようにするためです。この時に、机周りの整理も行います。
    • 12-1pm 昼食は大体プロテインをとり、時間をかけないことで、なるべく仕事を早く終わらせます。ただ、新しく『Repro』にジョインしたメンバーと交流するために外食することはあります。『Repro』では『ランチ補助制度』という制度があり、新入社員と昼食を食べると会社から補助が出ます。まだ会社の規模が小さかった頃のようにみんなでご飯を作り、食べることはできませんが、このような制度があるおかげで、新入社員がより早く会社に打ち解けられるようになります。
    • 1-6pm この時間は、コンピュータの前で集中して仕事をするコアタイムです。仕様書の作成やインターフェイスの設計、PMやエンジニアとのコミュニケーションなどを行います。今週はこういったタスクの大部分をリモートで行いますが、会社からよほど離れているところにいない限り、週に2回のミーティングに顔を出すようにしています。
  • 『Repro』ではリモートで作業できないチームもありますが、プロダクトチームのメンバーはリモート作業を支持しています。リモートが難しいと考える企業があることも知っていますが、『Repro』では高いコミットさえあれば問題はありません。

ソウルで働いていた頃のデスク

  • 6pm~ 6pm以降は働かないようにしていますが、エンジニアからタスクについて質問などがあれば、この時間に対応します。現在UI designerの採用を行なっているので、面談を行ったり、イベントに参加する日もあります。

『Repro』では、『Trello』や『Github』を活用して積極的にコミュニケーションを取り、不要な会議を増やさないようにしています。何かアイデアなどが浮かぶと、『Slack』でコミュニケーションを取ります。

「これがないと生きられない」というアプリ・ソフト・ツールは?

『Slack』は仕事をする上で欠かせません。最後に仕事でメールを使ったのはいつだったでしょうか…。最近では『Dropbox Paper』を愛用しています。『Repro』では、会社の情報共有に『esa』を使っていますが、『Dropbox Paper』の方がはるかに使いやすいと思います。

仕事場はどんな雰囲気ですか?

『Repro』は個人の給与に関してなどセンシティブな内容を除けば、とても風通しの良い職場だと思います。ほぼ全ての会話や書類は社員の誰でもアクセス可能ですし、自社の経営状況についても同じです。また、基本的に社内で敬語を使うことはなく、他の日本企業と大きく異なる点だと思っています。社員もクライアントとのミーティング以外では、自分の話しやすいように話していますね。

リモートで仕事をする際は、旅行先にいることが多いので、なるべく持ち物を少なくしています。Macbook ProとMagic Mouseがあれば大体の仕事はできます。オフィスでは、モニターとHHKBキーボードとレーザーマウスを使っていますが、リモートで仕事をすることも多いので、机の上は綺麗にすることを心がけています。

お気に入りの時間節約術やライフハックはなんですか?

私は邪魔が入るのと無駄が嫌いな性格なので、デスクトップやiPhoneの背景画面はいつも黒一色にしています。社内の机の上もほぼ何もありません。必要のない通知やメルマガは登録を解除したり、興味や関わりがなくなったアカウントなどはフォローを外すことも多いです。また、着る服を決める手間を省くためにほぼ毎日黒い服を着ています。これはマークザッカーバーグやバラクオバマもしていたライフハックです。

服を決める手間を省くためにほぼいつでも黒の服を着ています。

ToDoはどうやってトラッキングしていますか?

常に使っているのは『Trello』です。それから、『Repro』では自分自身の目標達成度を見るために『OKR(Object and Key Results)』も使っています。これらは自分に合った働き方で働いて、結果もちゃんと出すという流れを作るのに役立っていると思います。

どのように充電したり休息したりしていますか?

仕事があってもよく日本各地や海外へ旅行に行きます。今年は2ヵ月半かけて9都市を周りました。違う環境や文化に触れることで自分への刺激にもなっています。また、Reproボルダリング部の運営も行なっています。

仕事で採用しているプロセスで、興味深いもの、珍しいもの、こだわりがあるものがあれば教えてください

社内では、ヘッドセットなどを使って自分たちの机でミーティングをすることがあります。自分の周りに他の社員がいる中でも行うのですが、これによって、ミーティングのスペース不足が解消されるだけでなく、リモートでの仕事がよりしやすい環境になっています。

どんな人たちとどのように仕事を協力しあっていますか?

一般的には、良いユーザビリティを創り出す上で欠かせない「プロダクトチーム」と、ビジョンを実現化する「フロントエンドチーム」で協力して仕事を行うことが多いかと思います。

『Repro』では、それらに加えてコンサルティング業務を行う「カスタマーサクセス(CS)チーム」、技術的なサポートを行う「カスタマーリライアビリティエンジニア(CRE)チーム」、お客様に代わってツール運用をする「カスタマーリレーションシップマネジメント(CRM)チーム」の3チームが三位一体となってユーザーのフィードバックを集めています。例えば、機能面でリクエストをもらったり、デザイナーに直接のフィードバックがあったり、ユーザーインサイトを提供したりなど、ユーザーとコミュニケーションをとる際には彼らのチームに助けられています。

最も嫌なことは何ですか?どのように攻略していますか?

公の場で話をすることですね。私がプレゼンなどをする機会がある時は、ほぼ母語ではないことが多いのでさらに緊張してしまいます。前職の広告業界ではプレゼンをすることがとても多かったので、その反動だと思っています。

仕事の合間は何をするのが好きですか?

個人ブログを7年間やっているので、アフィリエイトマーケティングやコンバージョン率の最適化(CRO)、コンテンツ作成について楽しみながら色々試しています。

今、本は何を読んでいますか?おすすめの本はありますか?

最近読んだ本の中で強く印象に残っているのは佐々木典士さんの『ぼくたちに、もうモノは必要ない。-断捨離からミニマリストへ-(英題: Goodbye, Things: The New Japanese Minimalism)』です。少ないものでより人生を実りあるものにしようという考えを基にした本です。

この質問と同じ質問をしてみたい人はいますか?

Braun社で働いていた時のDieter Rams

これまでにもらったアドバイスの中でベストなものを教えてください。

まだ広告業界にいた時、フォトグラファーの方に事務所との付き合い方について聞いた時がありました。彼が言っていたのは、一人一人の意図に気づけば、彼らとのコミュニケーションがより簡単になるということでした。例えば、複数人でプロジェクトを進める際、彼らにはそれぞれ目的があると思うんです。クライアントは儲けを出さなければいけないし、クリエイティブは賞を取りたい、幹部はみんなに満足してもらいたいなど。でもみんなで一つのプロジェクトを進めなきゃいけないわけで、それぞれの意図を理解して、それぞれ全員が満足できるような案にまとめることが結果的には自分の目的を達成する近道になるということです。

他に読者やファンへ伝えたいことはありますか?

もしこれまでの私の話を聞いて、自分も働きたい環境だなと感じた方は今『Repro』でUIデザイナーを募集していますのでご連絡お待ちしています!

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著者について
Alex Kwa

デザインマネージャー、Repro
Repro創設時からデザイナーとして従事。
ディーター・ラムス、吉岡徳仁と深澤直人を敬愛している。
ストリートブランドSupremeをこよなく愛するノマドワーカー。